自動車産業界は、大きな飛躍の可能性を秘めた非常にエキサイティングな時代に突入しました。 世界的な人口の増加と経済成長に伴って自動車の需要がさらに高まり、自動車保有比率の上昇は言うまでもなく、自動車の台数も増加すると考えられています。 そして、西暦2020年までには、地球上で10億台以上の自動車が走行していると予想され、それを一列に並べると地球を125周以上するほどの長さになります。
ゼネラルモーターズは、燃費を改善し、自動車が環境に与える影響を最小限に抑えるために有効な技術開発と普及に精力的に取り組んでいます。
事実、省燃費モデルの幅広いラインアップは業界随一であり、さらに今後2年間で、多数のハイブリッド車が登場する予定です。
今後も自動車産業のめざましい成長と発展を期待するならば、現在主流となっているガソリン、ディーゼル、そしてハイブリッド等の動力源には、さらなる効率向上と排気ガス削減という劇的な進化が求められるでしょう。
従って、個人の自由な移動手段としての自動車が本当に生き残るためには、自動車の根本的な変革が必要となるのです。
そして、従来の自動車のように石油に依存し、内燃機関と機械式のシステムを備えるという古いDNAを、水素燃料電池と電子制御システムによる、新たなDNAに転換する必要があります。
水素燃料電池と電子制御化は、自動車への利用に最適な以下のような特徴を備えています。
- 水素は様々な材料から生成することが可能であり、その大半を再生可能資源から得ることが可能
- 燃料電池は内燃機関の2倍のエネルギー変換効率を持ちながら、可動部品は10分の1で済み、排出されるのは水だけ
- 電子制御化により緻密な車両制御が可能となるほか、画期的な新機能を実現することが可能
このような自動車の新たなDNAの実現こそ、エネルギー需給の独自性を向上させ、環境問題の対象から自動車を除外するための最良の選択肢なのです。
クリーンで手頃な価格の、高い実用性を備えた燃料電池自動車が実現すれば、大量の需要が生まれるに違いありません。
量産化の実現こそが重要です。
それは、世界的な自動車の需要増加に対応する唯一の選択肢であると同時に、エネルギー問題、環境問題の解決に大きく貢献し、採算性の確立という面でも重要です。
この小冊子では、GMが水素燃料電池と最先端の電子制御技術により、どのように自動車を変え、自動車産業に変革をもたらすかをご紹介致します。
