Activities on the Environment 環境への取り組み

GMの考えるエネルギーと環境対応向け自動車の電動化

自動車の電動化の概要

自動車産業は、持続可能な輸送機関システムという目標を達成する必要があります。これは、エネルギーやCO2排出などの環境問題に関わる重要な課題です。

そのためゼネラルモーターズ(GM)は、最も効果的な技術の併用を以下の目標に向けて推進しています。

  • 石油の代替
  • エネルギー多様化の先導
  • CO2排出の減少
  • 基準汚染物質の減少

車両の電動化は、エネルギー源の多様化と効率の向上のための重要な要素です。

GMは、図1にあるように、短期的には、内燃機関の効率向上やハイブリッド自動車に取り組み、中長期的には、電気自動車であるE-REV(エクステンデッド・レンジEV)、バッテリー電気自動車と燃料電池電気自動車を展開していくことを方針としています。 重要な目的は、車両のエネルギー効率向上や排出物低減すると同時に、代替燃料や多様なエネルギー源から作られる電気、水素を利用することで、石油エネルギーへの依存を低減することです。


図1:GMのエネルギー源の多様化、環境負荷軽減に向けての電動化の考え

また、図2に、内燃機関、バッテリーEVと燃料電池自動車がそれぞれの技術を使用することによって、エネルギーの貯蔵に使われる車載のスペースと重量が見えます。 特定の車両の航続距離500kmを実現するために、車載が必要なエネルギー貯蔵の重量と体積について、ディーゼル、700気圧の圧縮水素、リチウムイオン電池の比較を示しています。 700気圧の圧縮水素燃料電池車の場合は125kg/260L、リチウム電池電気自動車の場合830kg/670Lの貯蔵システムが必要となることが分かります。


図2:エネルギー貯蔵システムの比較

このような、それぞれの貯蔵に伴う特性や構造上の特徴をふまえて、GMでは、図 3に示すように、役割を定義しています。 図の縦軸は運用時の負荷の度合いを示します。上に行くほど高負荷、下方向は低負荷です。 横軸の走行パターンは、左はストップ&ゴーの多い市内走行、右方向は連続運転の多い高速道路等での走行を表します。

このマップ上で、バッテリー電気自動車は、左下領域の低負荷で市内走行が多く、比較的小さい車両、燃料電池自動車では、図左上から右下まで広い領域、連続走行の多い乗用車や市内走行のバス等への適用が考えられます。 E-REV(エクステンデッド・レンジEV)は、中間をカバーしています。


図3:バッテリーEV,燃料電池電気自動車、E-REVの住み分けマップ

まとめ

GMは、2015年頃の市場導入に向けて、自動車に求められる耐久性や多様な車種に搭載できるような小型化、コストの大幅な低減を実現できるよう、次世代の燃料電池の開発中です。

2015年は、燃料電池自動車の普及にとって重要なタイミングで、それに向けて自動車会社として開発を進めていくことはもちろんですが、これから数多くのステークホールダーとの連携をとりつつ、インフラ整備やサプライヤー等の開発活動や国による支援等の促進など、業界全体の活性化につながれば幸いです。

010203│ NEXT>>