Press Release プレスリリース

2009.09.28

GM、次世代燃料電池車のサイズ縮小、軽量化、コスト削減を実現 第5世代燃料電池スタック搭載の燃料電池車が2015年にも実用化へ

ワシントンD.C.-米ゼネラルモーターズ(以下「GM」)が現在開発中の次世代燃料電池車は、同社の燃料電池車の現行モデル、『シボレー・エクイノックス』に比べ、サイズが半分に縮小、重量が220ポンド(約99.8キログラム)減少し、希少金属(レアメタル)の使用量も半分以下に抑えられている。

また、量産用の燃料電池パワートレインは、通常の4気筒エンジンとほぼ変わらないサイズとなった。同パワートレインにはGMの第5世代燃料電池スタックが使用され、2015年の実用化を目指している。

GM燃料電池事業本部(FCA)のエグゼクティブ・ディレクター、チャールズ・フリースは、「開発チームの成果には目を見張るものがある。改善を重ねた結果、ハードウェアが劇的に簡素化され、コスト削減、製造工程の単純化、耐久性の向上が期待できる」と語った。

水素エネルギーを利用する燃料電池車は、追加投資や業界間の連携がさらに必要とされる点や、水素補給ステーションを広範囲に設置しなければならないといった点で、広く実用化されるまでにはまだ数年が必要な段階である。

フリースは、「GMはこれまで、燃料電池技術に15億ドルを超える投資を行ってきた。今後も投資は続けるが、一社ではもはや限界がある。コストを要する取り組みを進めていくうえで、政府や関連業界には、水素インフラの設置や燃料電池車の消費者への啓蒙活動などの協力をぜひお願いしたい」と語った。

GMでは、クロスオーバーSUV『シボレー・エクイノックス』燃料電池車100台以上を公道で試用する「プロジェクト・ドライブウェイ」を実施しているが、2007年後半のプロジェクト開始以降、一般市民や著名人による累積走行距離は100万マイル(約160万キロメートル)を超えた。

数週間ほど前、独政府と大手民間企業数社で構成されたプロジェクト組織が、2015年までに水素補給ステーションを1,000カ所設立し、その時期に合わせて複数の自動車メーカーが水素燃料電池車を発売するという計画を明らかにした。また日本でも、石油・ガス企業13社が同様の計画を発表した。

フリースは、「米国も行動を起こさなければ、燃費効率改善や地球温暖化ガス削減といった長期的な目標はまず達成できない。何をする必要があるのか我々にはわかっている。今こそ始めるときだ」と語った。


以上