Press Release プレスリリース

2010.02.05

シボレー、ワシントンモーターショーで概要を発表

• カリフォルニア州とミシガン州に続き、ワシントンD.C.がシボレー・ボルトの先行販売市場に
• 先行販売する各市場でボルトを同時展開へ
• シボレー、ワシントンD.C.地域の電力会社、ドミニオン社およびペプコ社と開発・実証プログラムで協力
• シボレー、スパーク、アベオRS、クルーズにより、低燃費小型車セグメントの拡充を発表

ワシントンD.C.発-シボレーは、レンジエクステンダー式電気自動車「シボレー・ボルト」の初期導入市場に、ワシントン広域経済圏が加わると発表した。米国の首都およびその周辺地域が、カリフォルニア州やミシガン州に続き、ボルトを消費者に販売する先行市場になる。

GMグローバルプロダクトオペレーションズ担当副会長、トム・スティーブンスは、「シボレー・ボルトは自動車の電動化に向けたGMの積極的な取り組みを示すもの。GMはこれまで米国内で7億ドルを超える投資を行ない、この新しいテクノロジーの推進を図ってきた。」と語った。

またシボレーは、ワシントンD.C.地域の電力会社、ペプコ社およびドミニオン社と共同で開発・実証プログラムを立ちあげ、電気自動車の導入と車両充電インフラの普及を目指すことも発表した。

シボレーのゼネラルマネージャー、ジム・キャンベルは、「ボルトの販売をまずこれらの主要3地域に集中させることで、初めてボルトの所有者となるお客様に、上質の体験を提供することができる。地理的な検討に加え、これら3市場には、電気自動車の市場導入に欠かせない進歩的な考えの地方および州政府指導者や、提携電力会社の存在がある。」と語った。

シボレーは、長期的な実証プログラムの一環として、ワシントンD.C.やその近郊に電力を提供しているペプコやドミニオンをはじめとする全米の電力会社数社に、ボルトを100台以上納車する予定。実証プログラムには、個人宅や事業所、公共スペースに、充電ステーションを500カ所設置する計画も含まれている。これらの結果から、充電ステーションの設置プロセスや車両充電に関する情報を把握でき、顧客からのフィードバックを検討することもできる。

この実証プログラムは、3,000万ドルを超える助成金により可能となった。本助成金は、米国エネルギー省が管轄する輸送用機器電動化計画に基づく米国再生・再投資法案を財源としたもの。シボレーは同様のプログラムを、カリフォルニア州とミシガン州の電力会社数社、および米国電力中央研究所(EPRI)と共同で行なうことを発表している。

シボレー・ボルトは、レンジエクステンダー式の電気自動車である。排気ガスを出すことなく、最大40マイルまでガソリンを使用せずに電気のみで走行することが可能だ。リチウムイオン電池の充電量がゼロになると、エンジン発電機が走行を中断させることなく稼働を開始し、走行距離を延長することができる。このため、充電ステーションでバッテリーの再充電ができないような場合でも、航続距離の限界を心配する必要がない。ボルトは今年末に生産が開始されるが、価格はまだ発表されていない。

実際の使用環境での試験
シボレー・ボルトは試作車段階ですでに25万キロメートルを超える試験走行を行なっており、その中には1日24時間、休みなく走行を続けているものもある。実際の試験は次のように行なわれている。

• シボレーはオンスターのテクノロジーを活用し、現在運用中の約80台の試作車の品質向上を進めている。
• カリフォルニア州デスバレーにおける高温環境試験、カナダ北部における低温環境試験、コロラド州における高地環境試験など、厳しい環境条件下での試験。
• 電池パックの試作品を300個以上製作。

バッテリーを超えるテクノロジー
オンスターのスマートフォン(ドロイド・バイ・モトローラ、アップルiPhone、ブラックベリー・ストーム)アプリケーションの使用により、シボレー・ボルトのドライバーは、ボルトへの常時接続や、車両およびオンスターの遠隔制御などが可能になる。

ボルトのモバイルアプリケーションを使用することで、ドライバーは充電の設定または確認ができるほか、充電モードを電力消費の少ない時間帯に手動設定することで、電力の有効利用も可能になる。さらに、ガソリンを使用せず、外部電力を使用して乗車前にエアコンを起動させたり、EVモードでの走行距離を確認したり、といったことも可能だ。

それ以外にも、センタースタックのタッチ操作コントロールおよびスクリーン、双方向音声通信、パーソナライゼーション、情報へのアクセスが可能なフルデジタルインタフェース、効率的な走行ルートでガイドを行なうリアルタイムフィードバックなど、ドライバーに役立つテクノロジーが用意されている。

小型車およびコンパクトカーのラインアップを拡充
シボレーはワシントンモーターショーで、5ドアの小型車「スパーク」、「アベオRS」ショーモデル、「クルーズ」コンパクトセダンなど、低燃費の小型車を発表する。今月初めにデトロイトで初公開されたアベオRSショーモデルは、ヨーロッパテイストのホットハッチの外観が特徴。次世代アベオを強く意識したモデルとなっている。

各モデルの詳細は以下のとおり。

シボレー・スパーク: 5ドアボディのシボレー・スパークは、超低燃費・小型車セグメントに、スタイル、広い室内、多用途性をもたらす、シボレー車の中でも最も小さなモデルである。スパークは超低燃費を達成し、そのコンパクトなサイズにより、走行時の安定感を残しながらも、あらゆる種類の走行条件において機敏な走りが実現できる。スパークの米国生産仕様車は、2012年はじめに販売が開始される。

シボレーの小型車担当マーケティングディレクター、マーガレット・ブルックスは、「スパークは小さなボディながら、主張の大きなクルマだ。スパークの持つ若さあふれるアプローチにより、手ごろな価格で燃費の良さと機能性、そしてスタイルのある車を求めるユーザーに認められると思う。」と語った。

スパークの米国仕様についての詳細は後日発表の予定である。

シボレー・アベオRSショーモデル: アベオRSショーモデルは、次世代モデルにおけるデザインの方向性の一端を示している。ブルーのボディカラーやバイクをイメージしたカバーなしのヘッドランプとテールランプ、低いルーフライン、フェンダーフレア、大型ホイールとタイヤ、デュアルコクピットのインテリアなどが、次世代アベオを示唆している。

キャンベルは、「現行アベオは、シボレーのグローバルな小型車ラインアップの中で、大きな役割を担っている。アベオRSショーモデルの目的は、小型車に対するシボレーのビジョンとデザインの可能性を示すことであり、ユーザーにも気に入ってもらえると思う。」と語った。

アベオの販売対象である若年層に訴求すべく、ショーモデルはすべてスポーティな外観で統一。迫力あるフロントフェースや途切れのないボディサイドライン、一体型リアルーフスポイラー、ワイドトレッド、大型の19インチ5スポークホイール(ガンメタリック、シボレーロゴを装着)、ブルーのブレーキキャリパーが、上質なスタイルとダイナミックなハンドリングを予感させる。

インテリアも、デュアルコクピット式ダッシュボードに施されたアクセントステッチ、フロントおよびリアドアパネル、ギアシフトブーツ、パーキングブレーキ、レザーシート・ボルスターに至るまで、ブルーのテーマカラーで統一した。

アベオRSショーモデルのエンジンは、2011年型シボレー・クルーズに搭載される小排気量1.4L直4エコテックターボエンジンと同じもの。138HP(103kW)を発揮するこのエンジンは、小排気量エンジンの燃費と大排気量エンジンの性能を1つにまとめたような設計になっている。この1.4Lターボエンジンに組み合わされるトランスミッションは6速マニュアルである。

シボレーはすでに、新型アベオは2011年にミシガン州オリオンのオリオン工場で組み立てられ、ミシガン州南東部で1,200人の雇用が創出されると発表している。オリオン工場の設備改修の開始時期は、今年終わりごろを予定している。

シボレー・クルーズ:コンパクトセダンの2011年型クルーズの北米生産車は、ワシントンモーターショーには初めての登場となる。クルーズはすでにアジアと欧州で発売され、世界市場で圧倒的な支持を得ているが、今回アメリカ向けに改良され、アメリカのコンパクトセダン・セグメントにミッドサイズカーとしての存在感を示す。

クルーズはコンパクトセダン・セグメントではトップレベルの装備を誇り、競合車を上回る室内空間、荷室容量に加え、Bluetooth、USB接続、ナビゲーションなどのハイエンドな快適装備を実現している。また、ミッドサイズに相応しい室内スペース、安全性、快適装備を実現したにもかかわらず、低燃費とコンパクトカーレベルの価格を維持した。クルーズには10個のエアバッグが標準で装備され、販売されるすべての市場において5つ星の安全評価を獲得している。燃費は、可変バルブタイミング機構を装備する新開発エコテック1.4L直4エンジンにより、高効率モデルで40mpg(高速モード)を実現するなど、セグメントトップレベルの実力が期待できる。新型クルーズはオハイオ州ローズタウン工場で今年の第3四半期より生産が開始される。

以上