Press Release プレスリリース

2010.11.02

GMとNASAが共同開発したロボットR2、シャトルで国際宇宙ステーションへ -宇宙飛行士のミッションをアシスト-

フロリダ州ケープ・カナベラル-米航空宇宙局(NASA)と米ゼネラルモーターズ(以下、GM)が2007年に先進ロボット工学の分野において提携し、開発を進めてきたロボット、「Robonaut2」(通称:R2)が来週、スペースシャトルのディスカバリー号に搭乗し、国際宇宙ステーションでの初の任務に向けて出発する。

この高性能ロボットは、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターで、NASAとGMの技術者および科学者らが共同で技術、知識を集結し完成させた。高度な制御技術、センサー技術、視覚技術を搭載したR2は、国際宇宙ステーションのクルーを支援するために設計されたもので、シャトルの打ち上げは11月3日(現地時間)に予定されている。

GMグローバル研究・開発担当副社長のアラン・トーブは、「GMの重要な目標の1つに、s先端技術や品質において世界のトップに立つ、ということがある。NASAとの提携やR2の開発によって得られる革新的な技術は、当社が将来の製品や工場においてこの目標を達成していくための手助けとなるだろう」と述べている。

R2の開発は、テクノロジーファンの間で話題となっているが、GMにとって同技術は話題性のみならず実用性の高いものであり、また技術者や研究者が習得した知識をグローバルに共有することで、将来の常用車の開発に携わるスタッフが、最新技術を入手できるようになる。例えば、シボレー、ビュイック、GMC、キャデラックのいくつかの現行モデルには、車線逸脱警報システム、側面死角警報システム、適応走行制御システム、パーキングアシストシステムなど、センサー技術を利用した衝突回避技術が搭載されているが、R2の高度なセンサー機能によって、さらに革新的な自動車安全システムの開発が実現可能となる。

また、R2の技術は作業環境の安全性の向上にも役立てることが可能で、R2の持つ非常に器用で精度の高い 手先は、様々な製造環境における支援が期待されている。

トーブは、「R2の技術を移転することにより、さらに優れた、安全性の高い高品質な自動車を、より柔軟で競争力のある安全な製造環境で作ることができるようになる」と述べている。

NASAとGMの主要技術における提携の歴史は長く、1960年代のアポロ計画のナビゲーションシステムの開発まで遡る。また、月面で使われた初の自動車、ルーナーローバーの開発でもGMは重要な役割を担った。

NASAのシャトル打ち上げの模様については、米国ではGMのFacebookのページやツイッター、@GMBlogsで定期的な更新情報を掲載する。10月31日(日)から画像、動画、コメントによる更新情報を提供してきた。

GMは、先端技術の主導を戦略の中心に掲げている。中でも、ガソリン依存や二酸化炭素排出を低減するための自動車電動化の分野における先端技術開発を重点的に行っている。このような自動車の最新モデルとして、今年米国で発売される、航続距離延長型電気自動車(EREV)のシボレー・ボルトが挙げられる。また、燃料電池車シボレー・エクイノックスでは、自動車業界で史上最大規模の燃料電池車実証試験も展開している。

以上