Press Release プレスリリース

2011.01.11

2011年モデル シボレー ボルト、GMの電動化技術の集大成 燃料電池、発電機、トラクションモーターの開発で得た技術を結集

ミシガン州ウォーレン-現在、熱烈なユーザーへの提供が開始されたシボレー・ボルトには、GMの自動車の電動化に対する取り組みから得たあらゆる技術が結集している。
その技術は、1990年代の画期的なEV1、2モードハイブリッドのSUVやピックアップトラック、プロジェクト・ドライブウェイで使用された燃料電池車シボレー エクイノックスなどの開発で得られたものなど多岐にわたる。

EV1の元チーフエンジニア、ジョン・ベリーサは、「これらの車の技術が結集し、ユーザーの満足度も非常に高い仕上がりとなっている」と語る。

水素から駆動力を得る燃料電池車、電力網で充電するバッテリータイプの電気自動車、回生エネルギーを動力に利用できるハイブリッド車のいずれも、電動駆動装置には、共通のコンポーネントやサブシステムを多く利用している。、トラクションモーターや発電機、パワーエレクトロニクス、バッテリー管理システムは、どの自動車でもほぼ同じように動作するため、1つの車を改善することで、他の車にも改善が展開可能である。また、これらの自動車はどれも電動アシストパワーステアリング、電動ブレーキ、電動空調システムなどに依存している点も共通している。

これまでのボルトの誕生の礎となったこれらの自動車は量産こそされてはいないが、チーフエンジニアのアンドリュー・ファラをはじめ、過去の開発に携わった多くの技術者がボルトの開発に貢献している。

「前輪駆動ハイブリッドシステムのために開発されたEV1のモーターや、燃料電池車エクイノックスの電子制御ブレーキなどのサブシステムを流用することで、技術者はより多くのリソースを新しいリチウムイオンバッテリーや自動車の全体的な作り込みに傾けることができた」とファラは言う。さらに、従来のプロジェクトの恩恵を受けたのは、ハードウェアの技術者だけではないとし、「新しい駆動装置には、2モードハイブリッドの開発を参考にした回生ブレーキの組み込みなど、数多くの複雑な制御ソフトウェアも含まれている」と述べた。

今後数十年で交通エコシステムが石油依存から脱却する中で、自動車技術者は、電動化により、エネルギー貯蔵システムに依存しない駆動装置システムの開発が可能となる。

燃料電池商用化ディレクターのダニエル・オコーネルは、「今後、自動車はバッテリー、ウルトラキャパシター、水素燃料電池などの様々なエネルギーシステムと、地域的・用途的なニーズに応じて大きさの変えられる共通の電動駆動システムを組み合わせたものとなるだろう」と述べた。

こうした技術の進化は、次世代のボルトや今後市場に投入予定の電気自動車やハイブリッド自動車として結実する。新型シボレー クルーズやeAssist付きの2012年も出るビュイック ラクロスといった、従来の内燃エンジンの自動車も、電気自動車向けに開発されたエネルギー効率の高いシステムの利用により、燃費や排気が改善されている。

グローバル・パワートレイン・エンジニアリングのバイスプレジデント、ジェイミー・フレスコは、「GMの設立後100年間は、内燃機関が製品の中心であった。GMの技術者はこの20年間で得た知恵を活かし、電動推進システムおよびエネルギー貯蔵システムを今後100年間のコアコンピテンスにしていく」と語った。


以上